Q.遺言をするなら公正証書遺言が確実だと聞きましたが、公正証書遺言とうのはどのようなものなのですか。また、他の遺言と比べてどのようなメリットがあるのですか?

公正証書遺言の作成方法と長所

質問

Q.遺言をするなら公正証書遺言が確実だと聞きましたが、公正証書遺言とうのはどのようなものなのですか。また、他の遺言と比べてどのようなメリットがあるのですか?

回答

A.
●公正証書遺言の作成

公正証書遺言は通常、次のようにして作成されます。

① 証人二人以上の立会いの下で作成されます。
② まず、遺言者が遺言の趣旨を公証人に口授します。
③ 公証人が遺言者の口述を筆記します。
④ 公証人が筆記したものを遺言者および証人に読み聞かせ、または閲覧させます。
⑤ 公証人の筆記が正確なことを承認した遺言者および証人が署名・押印します。
⑥ 最後に、公証人がかかる方式に従って作成した旨を付記して、署名・押印して作成します。

なお、遺言者が署名することが出来ない時は、公証人がその事由を付記して、署名に代えることができます。

公正証書遺言の原本(作成された公正証書遺言そのもの)は公証役場に保管され、遺言者には正本等(写し)が渡されます。

ちなみに、公証人は法務大臣によって任命され、法務局または地方法務局に所属しています。

公正証書遺言の長所・短所

このように、公正証書遺言は、遺言者が口授した内容に従って公証人が作成し、公証役場に保管されるものであることから、作成する際に誤記等が起こる恐れが少なく、作成後変造されたりする危険もほとんどありません。

また、他の遺言では、相続の開始後、遅滞なく、家庭裁判所に検認を請求する必要がありますが、公正証書遺言は検認の必要がありません。

証人二人の立会いの下、公証人によって遺言者の意思を確認しながら作成されることから、遺言の効力が問題となる危険性も少ないといえます。

さらに、公正証書遺言は障害を有する人にも利用しやすくなっています。

まず、遺言者が自署する必要がありませんので、自筆証書遺言や秘密証書遺言と異なり、全く字を書けない人でも遺言書を作成することができます。

また民法の改正により、口がきけない人が公正証書遺言を作成する場合は、公証人および証人の前で遺言の趣旨を「通訳人の通訳」により申述するか「自書」することにより、「口授」に代えることができるようになりました。

さらに、従来は公証人が筆記した内容を遺言者に「読み聞かせる」ことが必要でしたので、耳の聞こえない人は公正証書遺言を利用することが出来ませんでしたが、民法の改正により、筆記内容の確認方法が「読み聞かせ、又は閲覧」」と改められ、また、「通訳人の通訳」によって遺言者に伝えることで「読み聞かせ」に代えることも出来るようになりましたので、耳の聞こえない人も公正証書遺言を利用することが出来るようになりました。

しかし、公証人や二人上の証人には遺言の内容を知られてしますので、遺言の内容を誰にも知られたくない時には、この方式で作成することはできません。

また、公証人の費用もかかります。

よくあるご相談・ご質問の最新記事

相続・遺言 無料相談 受付中! 0120-48-1120 受付時間 9:00〜20:00(土日祝日の相談は要予約) 無料相談の詳細はこちら
PAGE TOP
  • 初回無料相談受付中 0120-48-1120 受付時間 9:00〜20:00(土日祝日の相談は要予約)
  • 事務所案内
  • 料金表
  • ご相談の流れ